
携帯ブラックだけど、そろそろ機種変したいよ〜



携帯ブラックだと、キャリアショップの分割審査には落ちる可能性が高いです。なので、他の選択肢を検討しましょう。
携帯料金の滞納でブラックリストに載ってしまった…機種変更したいけど分割審査に通るか不安。そんな悩みを抱えていませんか?この記事では、携帯ブラックでも機種変更できる方法、分割審査に通るための対策、注意点などを詳しく解説します。諦める前に、ぜひ最後まで読んでみてください。
- キャリアショップで機種変更の申込みをしたが審査に落ちた…
- 携帯ブラックだけど機種変更する方法を知りたい!
- 携帯ブラックから回復する方法を知りたい!
携帯ブラックとは?2+1種類の携帯ブラックを知る
携帯ブラックとは、携帯電話やスマートフォンの契約に関して、マイナスな情報が携帯会社に登録された状態のことです。携帯ブラックには、
- 自社ブラックリスト:各携帯会社が独自に管理する社内リスト
- 携帯会社共有のブラックリスト:携帯会社間で共有される不払い者情報のリスト
の2種類があり、以下のような原因で登録されます。
- 携帯料金の滞納や未払い※1
- 強制解約
- 短期解約の繰り返し
- 虚偽申告や不正契約※2
※1:携帯端末の料金を長期滞納すると、信用情報機関(CIC)に長期延滞として記録されます。
※2:不正契約とは、使用する意図がないにも関わらず携帯を契約し、第三者に譲渡したり転売したりする行為のことです。



携帯料金の未払いは、TCAやTELESAといった信用情報機関に登録され共有されています。
また、信用情報機関に傷がある(金融ブラック)状態も携帯の新規契約が難しくなります。信用情報に以下のような情報が登録されていると、金融ブラックとなり、ローンやクレジットカードを利用したり、貸金業者からの借入が困難になります。
- クレジット・ローン・貸金業者からの借入の長期滞納(2~3ヶ月)
- 自己破産・債務整理
- クレジットカードの強制解約
- 代位弁済
- 複数社からの同時借入


自分が携帯ブラックか確認する方法
携帯ブラック・金融ブラックかを確認する方法は下表となります。
項目 | 携帯ブラックリスト | 金融ブラックリスト |
---|---|---|
管理機関 | 一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)および各携帯キャリア | 信用情報機関(CIC、JICC、KSC) |
確認方法 | 携帯キャリアの問い合わせ窓口に直接確認 | ・信用情報機関に「本人開示請求」を行う |
問い合わせ先例 | ・ドコモ: 0120-800-000 ・au: 0120-996-437 ・ソフトバンク: 0800-919-0157 ・楽天モバイル: 050-5212-6913 | ・CIC: スマホ・PCで即時確認可能 ・JICC: アプリ・郵送で確認可能 |
必要書類 | ・本人確認書類(免許証やマイナンバーカードなど) | ・本人確認書類(免許証やマイナンバーカードなど) |
費用 | 無料(携帯キャリアによる) | 有料(例:CICは1,000円程度) |
確認結果の受け取り | 電話や窓口での回答 | ・スマホやPCで即時閲覧 ・郵送で受け取り |
登録情報の保存期間 | 未払い解消後5年程度 | 延滞解消後5年、自己破産は10年程度 |
注意点 | TCA/TELESA非加盟キャリアでは影響を受けない | 情報は加盟金融機関間で共有されるため、異なる業態でも影響を受ける可能性あり |



TCA/TELESA非加盟キャリアでは影響を受けないというのはポイントです。
携帯ブラックから回復する方法
携帯ブラックになってしまった場合に、回復する方法は以下の3つです。
- 未払い料金を完済する:携帯料金の滞納分や未払い分を全額支払うことで、ブラックリストから削除される。※
- 時効まで待つ:携帯ブラックリストの情報は契約解除後5年が経過すると自動的に削除される。
- 信用情報期間から情報が消えるのを待つ:それぞれの期間に情報の保有期間があり、時間が経つと情報は消える。
※支払い後すぐに情報が削除される場合もありますが、キャリアによっては時間がかかることもあります。
基本的には、「未払いのお金があれば、一刻も早く完済する。もしTCA/TELESA(携帯の信用情報)やCIC/JICC(金融の信用情報)に登録されたら、一定の期間が経過するまで待つ。」というのが携帯ブラックから回復する方法です。
携帯ブラックでも機種変更の分割審査に通るための対策
携帯ブラックでも、一定の条件を満たせば審査に通る場合があります。ここでは3つの対策を解説します。
- 少額の端末を選ぶ
- 頭金を支払う
- 家族名義で契約する
1つずつくわしく解説します。
1.少額の端末を選ぶ
高額な最新機種ではなく、比較的安価な機種を選ぶことで、分割審査に通る可能性が高まります。分割審査では、端末の価格だけでなく、契約者の信用情報や支払い能力などが総合的に判断されます。安価な機種を選ぶことで、借入額を減らすことができ、審査に通る可能性を高めることができます。
また、中古スマホを選ぶのも一つの方法です。中古スマホは、新品に比べて価格が安く、分割審査に通る可能性が高まります。ただし、中古スマホを購入する際には、端末の状態をよく確認し、保証の有無などを確認することが重要です。
2.頭金を支払う
分割購入の際に頭金を支払うことで、審査に通る可能性を高めることができます。頭金を支払うことで、借入額を減らすことができるため、信用度が上がります。頭金の金額は、端末の価格や契約者の信用情報によって異なりますが、一般的には、端末価格の10%~30%程度が目安となります。
3.家族名義で契約する
家族に協力してもらい、家族名義で契約するという方法もあります。ただし、家族の同意を得る必要があるほか、名義人が責任を持って支払いを行う必要があります。家族名義で契約する場合、名義人となった家族は、契約に関するすべての責任を負うことになりますので注意が必要です。
携帯ブラックでも機種変更できるおすすめサービス3選
携帯ブラックでも機種変更できる可能性のある具体的なサービスを3つ紹介します。
- Renkau+格安SIM
- 分割審査なし(orゆるい)の携帯会社
- プリペイド携帯
1つずつ見ていきましょう。
1.Renkau+格安SIM
携帯端末をRenkauでゲットし、格安SIMを利用すれば、iPhoneや最新のスマホでも利用できる可能性があります。
Renkau(レンカウ)は、2年間のレンタル期間終了後、自分のものにできるサービスです。商品はもちろん新品です。2年間たったときに返却して、新しい端末を契約することも可能です。
Renkauで端末を用意して格安SIMを利用すれば、iPhoneや最新の機種も利用できます。
- 比較的審査厳しめ:UQモバイル、Y!mobile(大手キャリア寄り)
- 比較的審査ゆるめ:楽天モバイル、mineo、IIJmio
- ほぼ審査なし:LINEモバイルのプリペイド、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン(データ専用)」



金融ブラックでも利用できた実績が多数ある、おすすめのサービスです!
2.分割審査なし(ゆるい)の携帯会社
など、独自の審査基準で契約できる携帯会社があります。これらの会社は、過去の信用情報よりも現在の支払い能力を重視する傾向があります。
3.プリペイド携帯
プリペイド携帯とは、通話や通信に必要な料金を前払いで支払う方式の携帯電話サービスです。審査が不要または緩いため、クレジットカードや銀行口座を持たない人や信用情報に不安がある人でも利用しやすいのが特徴です。
- ソフトバンク「シンプルスタイル」:国内で唯一キャリアが提供しているプリペイド携帯サービス。音声通話やSMS、データ通信が可能。例:100MBプラン(330円/30日間)、3GBプラン(5,478円/30日間)
- リプリモ(Lyprimo):音声通話付きのプリペイド携帯サービス。SIMカードのみ購入可能で即日利用開始できます。
- レクモバ(Rekmio):ドコモ回線を使用したプリペイドSIMサービス。データ通信専用プランもあり。
- b-mobile プリペイドSIM:データ通信専用のプリペイドSIM。短期利用にも対応。
プリペイド携帯は後払い契約よりも料金が割高になる傾向があります。また、端末料金とチャージ分がセットになっている場合と完全に別の場合があります。あるいは、初期費用として端末料金が免除される場合もあります。



今の自分の状況にあったサービスを探してみましょう!
携帯ブラックの背景にある社会問題
携帯ブラックの背景には、多くの社会問題があります。
若年層の経済的困窮
近年、若年層の経済的困窮が深刻化しており、携帯料金の滞納につながるケースが増加しています。非正規雇用の増加や、物価上昇などが原因で、十分な収入を得られない若者が増えています。そのため、携帯料金を支払うことができず、携帯ブラックになってしまうという悪循環に陥ってしまうことがあります。政府や自治体は、若年層の経済的自立を支援するための様々な政策を実施していますが、まだ十分とは言えません。若者自身も、収入を増やすための努力や、支出を抑えるための工夫などを行う必要があります。また、携帯キャリアも、経済的に困窮している若者に対して、柔軟な支払いプランを提供したり、料金の減免措置を講じたりするなど、社会的な責任を果たすべきです。
情報リテラシーの欠如
携帯電話に関する契約内容や料金プランなどを十分に理解していないために、意図せず高額な料金を支払うことになり、滞納につながるケースもあります。特に、若年層や高齢者は、情報リテラシーが低い傾向にあるため、注意が必要です。携帯キャリアは、契約内容や料金プランなどを分かりやすく説明する義務があります。また、消費者は、契約前に必ず契約内容をよく確認し、不明な点があれば、携帯キャリアに問い合わせるようにしましょう。消費者庁や国民生活センターなどの消費者団体も、携帯電話に関するトラブルの相談を受け付けています。もし、トラブルが発生した場合は、これらの機関に相談することもできます。
多重債務問題
クレジットカードの利用やローンの返済など、複数の借金を抱えている場合、携帯料金の支払いが困難になり、滞納につながるケースもあります。多重債務は、深刻な社会問題であり、個人の生活を破綻させるだけでなく、社会全体の経済にも悪影響を及ぼします。政府や自治体は、多重債務問題を解決するために、相談窓口の設置や、債務整理の支援などを行っています。多重債務に悩んでいる場合は、一人で悩まずに、専門機関に相談することが重要です。また、クレジットカードの利用やローンの利用は、計画的に行うようにしましょう。収入に見合わない借金は、返済が困難になり、多重債務に陥る原因となります。
まとめ:諦めずに機種変更の方法を探そう
携帯ブラックでも機種変更できる可能性は十分にあります。とくにRenkauや分割審査なし(orゆるい)携帯会社を活用することで、自分の欲しい端末を手に入れられる可能性もあります。あきらめずにいろいろなサービスを調べて自分にあったサービスを見つけましょう。
また、日頃から携帯料金の支払いをきちんと行い、信用情報を大切にすることが重要です。携帯ブラックにならないためには、収入と支出のバランスを考え、無理のない範囲で携帯電話を利用することが大切です。また、契約内容や料金プランなどをよく理解し、不明な点があれば、携帯キャリアに問い合わせるようにしましょう。携帯電話は、現代社会において必要不可欠なツールですが、使い方によっては、経済的な負担になることもあります。賢く携帯電話を利用し、快適な生活を送りましょう。